カーフィルムはボディーコーティング施工と同時に
ボディーコーティング業者はカーフィルム施工も承っている場合がほとんどです。バラバラに施工するより一度に預けて施工した方が時短にもなりますし手間も省けます。ボディーコーティングの際には同時にカーフィルム施工の検討をオススメします。
カーフィルムは大きく分けて4種類あります。ご自分の好みにあったタイプを選びましょう。
@スモークフィルム
一般に貼られている黒色のフィルムがスモークフィルムです。スモークフィルムは外から見た車全体の印象を変えたり、透過率が低いフィルムで車外から車内を見えづらくする効果やあり、後部座席の窓に貼るタイプです。(車前半には貼れません)
スモークフィルムの濃さは透過率45%・30%・20%・15%・8%・3%などメーカーによって様々です。この透過率が低ければ低いほどスモークが濃くなるため車内が見えづらくなります。逆に車内から車外も見えづらくなります。(※夜は特に注意が必要です)
Aクリアフィルム(透明フィルム)
クリアフィルムは透明タイプのカーフィルムです。透明タイプのカーフィルムは紫外線カット効果や赤外線カット効果が得られるためフロントガラスや運転席、助手席に施工するのが一般的です。視界を遮ることなく、紫外線や赤外線ををカットしてくれるのが主な特徴となっております。
Bミラーフィルム
ミラーフィルムは鏡のように光を反射するフィルムとなり高いプライバシー効果や断熱性能も得られる商品です。マジックミラーのように車内からは見えますが車外からは見ている本人が映り込んで車内はまず見えません。通常使用されるスモークフィルムに比べると高価です。
Cカラーフィルム
カラーフィルムはブルーやイエロー、グリーンなどメーカーによって様々な色が存在します。黒だけでなく、黄色や青などの好きな色を選ぶことができるのが特徴で車をドレスアップする目的で施工させる商品です。こちらも車内を見られにくくする効果がありますが、どちらかと言えば実用性よりもファッション性の高いフィルムになっていますのでボディーカラーと合わせると洗練されたコーディネートになりますし逆の場合は…個人の好みにお任せします。
ここからは皆さんのいろいろ疑問に思っているだろうことについてのQ&Aをご紹介しておきます。参考にしてみてください。
カーフィルムの寿命は施工する商品によっても異なりますが約5年〜10年となります。市販されている安いフィルムなどはバブリングと言われる浮き(気泡)や経年劣化によるスモークフィルムの色が薄くなってしまうこともあります。5年ほど経過したフィルムは断熱性能や紫外線や赤外線カット機能が低下するため貼り替えをおすすめします。
車種によっても異なりますが、セダンタイプですと、可視光線透過率20%が多いです。SUVやアルファードクラスですと、透過率8%が多いです。ただし実際に貼ってみないとどの程度の透過率かイメージが付きづらいため、施工してもらう業者にサンプルを見せてもらうようにしましょう。
施工面積によっても違いはありますが、リアセット(後部座席周辺、リアガラス)ですと約2時間〜、全面施工で約1日となります。余りにもガラス面が汚かったり、以前貼ったフィルムを剥がしてからの施工となりますとその分、時間と費用が余計に掛かってしまう場合もありますので施工前にしっかりと打ち合わせをした方がよいでしょう。
開閉する窓ガラスに施工した場合、施工直後は窓の開閉や電熱線の使用は極力お控えください。剥がれてしまう可能性があるため施工後2日程度時間をおいて完全に乾燥してからガラスを開閉するようにしましょう。またむやみに触るのも厳禁です。
汚れが目立つ際にはガラス専用のクリーナーなどでガラスをふきあげてください。そのほかのお手入れは不要です。
カーフィルム施工後に剥がす場合はフィルムの糊が残る可能性があります。シリコンオフや糊除去剤などを使用すれば綺麗に取り除くことが可能です。経年劣化してボロボロのフィルムの場合は付着が激しくてなかなか取れなかったり、熱線と癒着して熱線ごと剥がれたりするケースもありますので注意が必要です。
ミラーフィルムは電波を遮断することもありますがフロントガラスには貼ることはないので、透明断熱フィルムでしたら問題はありません。詳しくは専門店にご相談ください。
カーフィルム施工について
カーフィルム施工にとって一番の問題は、「ゴミの混入」です。どんなに入念にガラス面を清掃しようと、フィルム施工に際してゴミの混入はまず避けられません。年式の古い車など尚更です。「プロなのだから、お金を払っているのだから、ゴミ一つなくキレイに貼るのが当たり前」という方がほとんどかと思いますがそれは「理想」ですが現実はゴミの混入は避けられません。
ではどうするか?と言いますと、「ゴミを極力混入させない」「目立たせない」 ということになります。室内での施工は勿論のこと、床は埃が立ちにくくする為水をまいたりするのが理想であり、場合によって空調を切るくらいのデリケートさも必要になってきます。