カーコーティングの種類
カーコーティングの歴史はまだ浅いが、その間に様々な種類(素材)のコーティング剤が世に出た。
現在カーコーティングの種類は大きく分けて全部で6つあります。それぞれの特徴、メリット・デメリット、持続期間などを見ていきましょう。
油脂系コーティング(ワックス)
カーワックスにカルナバ蝋という天然の蝋を配合したのが、コーティングのワックスです。
ワックスは施工が簡単なため自分でも施工しやすいのがメリットですが、熱を受けると劣化しやすい・雨や油汚れに弱く、持続性が悪いなどのデメリットがあります。
艶出し効果に優れている。持続期間は2週間ほどなのでこまめな手入れが苦でなく自分で手入れしたいユーザーに向いています。
樹脂系コーティング(ポリマー)
ポリマーコーティングは、高分子有機化合物であるシリコンやフッ素が配合されたものです。
ポリマーはワックスよりは持続性があるのですが、熱や花粉、排気ガスなどに弱いため環境によってはすぐ劣化してコーティングが剥がれてしまう場合もあります。持続期間は半年?1年ほどで安価で気軽にコーティングを試してみたいユーザーに向いています。
ガラス系コーティング(ポリマー×ガラス繊維)
ポリマーにガラス繊維が配合されているガラス系コーティングは、比較的ポピュラーなものです。カーディーラーの大半が使用していて、新車・中古車購入の際に見積りに組み込めるため納車前に施工するユーザーが多い傾向があります。ポリマーより持続性・汚防性に優れていますが、紫外線に弱い特性がありますので屋根付き車庫での保管が可能なユーザーに向いていて、持続期間も1〜2年と長く効果が持続できるといえます。
ガラスコーティング(硬化型ガラス繊維)
施工が難しいため、ディーラーや量販店でもなかなか取り扱っていないのがガラスコーティングです。
施工が高度な分、他のコーティングに比べて持続性・防汚性・耐紫外線性・耐こすり性に優れていて汚れも付着しづらくなり光沢が持続します。その反面、熱や雨に弱い特性があります。なるべく長くメンテナンスフリーで楽に車を綺麗に保ちたいユーザーに向いています。高価な分、持続期間も5年と長く維持できます。